中日ドラゴンズ・浅尾拓也投手の不振 2

浅尾選手の不振は、簡単に言えば、疲れだ。

どういう風に疲れているのか?

まず、上腕二頭筋が疲れている。
この筋肉は比較的鍛えやすい筋肉だが、彼の投げ方では、ここが疲れる結果となる。

その結果、腕の振りの粘りとしなやかさが失われるのだ。

次に、彼の一番の特徴である、足の突っ張りのもと、股関節だ。
特に左の股関節、勿論右も同様だが、股関節部の気の流れが悪く、ここに滞りが出来ている。

股関節部のしなやかさが、周りの筋肉と共に大きく落ちているのだ。

よって、ステップ幅に狂いが生じ、球離れも早くなっていることから、高めに浮くようになっている。

つまり、股関節を中心にして、前腕部のこり、痛み、気の流れの障害、これらが疲労となって重なっている。

身体の疲労=身体が痛んでいると、表現した方がいいかもしれない。

対策は、身体の柔軟性をもどしていけば、気のながれも回復していく。

股関節を中心として、全身のストレッチを徹底的にすると共に、

筋肉を休ませることだ。

出来たら、毎日の「出毒素風呂」の入浴。

「天のまなみ」でのマッサージ。

そして、「貫頂」を受けて経絡を通して貰う。

彼は、それらの存在を知らないから、無理といえば無理か。

今後、加齢に備えて筋肉の質が落ちてくるので、
投球フォームを変えていくことと、投球術を身につけること。

ただ、フォームを変えるといっても、下の写真に見られるように、
彼の長所=一見コントロールの定まりそうもないフォームにも関わらず、頭がぶれない、傾かない。
という良さは変えないで貰いたい。
これが、今のコントロールを保っているのだ。

これらが彼の投手寿命を長くするための大きな課題だ。

このしなやかさが、浅尾選手の最大の武器だ。