「ひだ」の事, 「まつり」の形, 伝統, 祓い清め

先日、沖縄の首里城が全焼しました。
大変残念なことだと思い、どうして燃えるようなことになったのかと考えていました。

実は今年2月の末頃に突然「沖縄にきなさい。」とお呼びがかかりました。
「首里城に来るだけで良いのです。」
とのことだったので、費用はかかりますが一泊で沖縄へ行ってきました。
沖縄には何回か呼ばれていたことがあります。
そのほとんどは、その土地を浄化する役割だったり、
沖縄の神々に会いに行ったりというような仕事でした。
首里城にも行ったことがあります。
それがなぜこの時、首里城に行くだけでよかったのか
不思議なことでした。
そして今回のこの火事が有ったので本当にびっくりしました。

首里城が燃えたのはどうしてか? と考えている時
「首里を守るべき働きをした」ということが伝わってきました。

首里の位置が変わり、首里城の位置が変わる。
そして、首里の位置が変わり起点が変わる。
首里を変えて、 あなた方の方向を定める。
首里の位置を変えた。
その働きのために 燃やしたのだ。
そして、その働きをするために、貴方がたに来てもらう必要があったのだ。
と、伝わってきました。

そして数日後、我々の住んでいる高山からすぐ近くの
文化遺産白川村にも火事が有ったのです。

伝統


今までに述べてきた要旨から、香港の敵対する銀行の話しに戻ったとき、

刹気を送って相手の業績を悪くする画策をするということは、

相手に刹気を送るということの他に、

自分のビルから良い気も抜けるということでは無いのか?

と思い当たります。

強い意念で気持ちを送れば、悪い気となり、悪い気は突き刺さる気となって相手に届きます。

その攻撃力が、刹気となって大きな破壊力を持って相手に届きます。

自分の方がどうなのかといえば、悪い感情を相手に送れば、内に悪い気が溜まります。

「ほかのものを悪くする」その感情が内に溜まり、

悪い気も良い気も抜けるので、それは倍返しとなります。

相手への憎悪の気持ちを自分が持ち続けるのですから、

自分の悪い気と相手への悪い気を二倍持つことになるのです。

そして、刹気と良い気が同時に抜けます。

物の形状、これは人と同じかも知れませんが、

尖(とが)っていれば良い気も悪い気も抜けやすいと言えます。

心も尖(とが)ること無く、丸くあって欲しい物です。

伝統

では、日之本元極で以前から販売している「白檀チップ用のポット」の皿は、

気が出て行きやすいように、鋭利な方が良いのか?

と思われる御仁も居られると察します。

現在、使っているものは、円形で円錐状に底が下に沈んでいます。

その皿の気の流れを感じてみてください。

下の一番低いところから、螺旋状の上昇気流が発生して、

そこから塩と白檀のエネルギーを巻き込んだポット自体から

発生するエネルギーが、辺りに充満しています。

さらに、発熱した気と「もとつきわみ図の三元エネルギー」とが

螺旋状になって、円形がさらに大きくなり、

周りに拡がって行くようになっています。

これは、気の流れが円形となって周りを巻き込んで、

周回する性質を持ちます。

これはこれで全く問題はありません。

この広がり方は、周りの気のエネルギーを巻き込んで拡がって行くのです。

直線的に先端から漏れていくような気のエネルギーとは、違うのです。

それから菱香炉は、幾多の話し合いの上、

現在のような形状となって、実現したのです。(図3)

伝統

一つの例として、菱香炉を上げてみます。

これを最初に企画した時、自分のアイデアを(図1)のような落書きにして、

こんなようなものを作りたいと、専門家に渡しました。

すると、専門家が後日きちんと図面を引いたものが、

(図2)となって出てきました。

でも、この形は問題でした。

先が尖(とが)り過ぎていると思ったのです。

香炉の先端が尖(とが)っていると、

煙に気が載って漂うのでは無く、直接気が漏れてしまいます。

煙は香炉の中から出るので、これも漏れるのでは無いのか?

と思われるでしょう。

この時の作用は、香炉の中から気が直接漏れるのではなく、

煙にエネルギーを加えて、煙のエネルギーによって邪気を消す手法を考えていますから、

これは香炉の中から直接気が漏れるよりは、

煙となって気が出て行って、邪気を消す目的を果たすのです。

ただし、そのような使い方では無く、たとえば香炉の中でチップを燃やすとか、

邪気を消すための塩を置いておくとか、

そういう方法で使うのであれば、漏れて出て行くことは良いことだといえます。

  図 1

  図 2

  図 3

伝統

神の言葉はまだ続きます。


丸い形の建物が気を留めるのに良いのであれば、

人々の住宅も丸い形にした方が四角い普通の家より良いのか?

ところが、通常の家の形を、丸い形や六角形、

八角形などの形にするのは、極めて難しいのです。

殆ど、それが出来ないのです。

もちろん、気のエネルギーが溜まり易いという点では、

円、六角形、八角形の形は望ましいのです。

しかし、家を建てることは、値段が安い方が良いし、

壊れたら直ぐいつでも再生できるというのが、日本人の根底にある考え方です。

これほどの災害に遭いやすい国に住む日本人は、

災害に出会うときの再建を考えています。

気のエネルギーだけのことを考えれば、丈夫ということもあり、

円形などがより良いといえます。

一生ものであり、高額な住宅は、まずコストが優先されるのです。

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尖(とが)った物から気が出入りしやすいのは、どんなものでも同じことです。

例えば私が箸(はし)を持ちます。

箸の先端から気がもれだして、そして食品に気の移行を感じることが出来ます。

そのように、先端が鋭利な物、先端が尖(とが)っているものは、気が先端に集まって、

鋭利であればあるほど気がそこから抜けて漏れていくのです。

先端から漏れて、他に伝わっていく法則です。

気には、そのような動きがあります。

円は円であればあるほど、そこで回転して、その中に留まるという性質がありますから、

角は丸く、鋭利ではない方が良いのです。

伝統


神の言葉はつづきます。

神社の形状は建物だけでは無く、敷地から考慮されていますので、

敷地から気が十分に建物の中に充満するような建て方ですから、

建物が丸いかどうかにこだわらず、

使い勝手が良くて人が大勢出入りできる建て方というように考えられています。

大勢の者たちがその場に集い、神に祈りを捧げるような、

そういう宗教的な心根を育てるのが神社仏閣の役割なのですから、

人を大勢収容することに重きが置かれています。

なおかつ、その中に気が充満するように、建物の随所に気の出し入れ、

例えば「門構え」があり、門の置き場所が十分に参道に繋がって、

参道と門構えの工夫は十分になされているのです。

(参道は気の流れる道で有り、神社に気を呼び込むように造られています。

未だに昔のまま、その位置が変えられていない参道をよく観察してみて下さい。

参道から5メートル位までの立木は太く立派に育っていますが、

それより離れると、細くて弱々しい樹木の所が多いです。)

今の神社は、その参道が変形させられたり、

位置を近くの国道などから入りやすいように変えられたり、

門構えの門の位置が変更されたりしていますから、参考になるものも、

ならないものも有りますから、あなた方が地形を見るときには、

注意をしなければなりません。

今の神社を見て、気の出入りがどうかと考えても、

それは参考にならないことが多いのです。

伝統


しかし、純日本製の神社の建物は、四角の建物です。

しかも、その屋根の角は、するどくとがって跳ね上がっていますし、

屋根の上には、横に張り出した千木(ちぎ)があり、

まるで角のように千木は創られています。

これは、何を意味しているのでしょうか?

担当する神にお聞きしてみました。

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千木のことは、祓い清めるために後から付けるようになったものです。

獣などが、屋根の上に住まいしたり巣を作ったりしないように、後から工夫をして創られたもので、

最初から我々が指示して創らせたものではありません。

そうした角のように、先の尖(とが)った形状は、気の出し入れに結果的に役立つ形状となりました。

つまり、気が出て行くばかりでは無く、入れたり出したりが出来る鋭いものは、

繋がって、そこから気が入ったり、外に邪気を出したり出来るのです。

新鮮な気を取り入れて、邪気を排泄するように、

後から我々が、その形状を利用して重宝して使っています。

丸であればあるほど、気は溜まり易くなります。

建築するためには四角い方が、大工の仕事として、仕事がしやすいのです。

六角形、八角形から四角形に代わり、四角形が創りやすいので、

五重塔になったり、象徴としての塔がつくれるようになったのです。

これはこれとて、丈夫で長持ちする建て易い形状を考えるならば、

致し方の無いことです。

丸にすることで、強度が十分に保たれず、使い勝手の悪い、

人が大勢集まることが出来にくい形状になってしまうので、四角であることを良しとしたのです。

内に入ってみれば、広い空間があり、気のエネルギーがどこからでも入るような、

龍穴を地形の中に置いた四角ですから

(神社の多くは、龍穴という気の吹き出している土地の上に立てられています)

更に形状のトラブルなど、問題にならなくなったのです。

伝統


明けましておめでとうございます。

お正月にはあまりふさわしくない題について、書いてしまいました。

もう随分前、四半世紀前にもなるのでしょうか、

香港の銀行同士がやり合った「風水戦争」が話題になりました。

風水は中国で永年経験の積み重ねにより重要視されてきた

「気の流れと場」のテクニックで、非常に有効な方法です。

しかし、現代では本土において政府の方針の為、廃れてきています。

それでも台湾、香港ではその有効性が認識され、

未だに建築に取り入れられたりして効果を発揮しています。

「香港上海銀行」は風水によって建設場所を選び、建て方・デザインにも風水手法による

創意を凝らした設計を取り入れた代表的な建物と言われています。

この建物の効果により、

「香港上海銀行」は香港での発券金額シェアがトップだったとされています。

1989年に「中国銀行」の新社屋が、その「香港上海銀行」社屋の直ぐ近くに建設された途端に業績が急降下、

その年赤字に転落してしまったのです。

「中国銀行」も著名な風水師を雇い、ビルをデザインさせました。

ビルの一画を鋭端に尖らせ、その矛先を「香港上海銀行」に向けたのです。

イギリス資本「香港上海銀行」は、純国産「中国銀行」にとって、

目の敵なのでしょう。

「香港上海銀行」も対抗して、風水の手法でガードに出たのです。

屋上に大砲のような構造物を「中国銀行」に向け二門取り付ました。

翌年「香港上海銀行」は業績が回復したそうです。

この様に、先の尖(とが)ったものからは刹気(さっき)と呼ばれる悪い気が出ます。

その先を悪意を持って、対象物、対象者に向ければ、向けられた者は邪気に侵(おか)されます。

尖った先からは、邪気も出ますが、良い気も漏れます。

建物類は円に近い形ほど、気が充満し易く漏れにくいのです。

中国を経て、日本に伝来した仏教のお堂などは、六角形、八角形、円等があります。

元極の普及基地であった中国蓮花山の元極堂や元明塔なども八角形をしています。

四角に比べ、随分建築しにくいでしょうに、何故この様にしたか?

もう、お判りでしょう。

伝統


11/1(土)中日新聞朝刊に、「かんだやぶそば」再建の記事が有りました。

蕎麦好きの私としては、読まずには居られない記事です。

その中の伝統を引き継いだご主人・堀田さんの言葉が、

元極功法にも通じるものとして滲みるものが有りました。

「味もサービスも、時代に合わせて微調整を重ねてきた。

伝統は革新の連続。変えることをためらってはいけない。」

掌門人に課される元極の教えに、「創新と突破」ということが有ります。

その伝統が、太一道を元極道に変え、元極道が元極学に進んで、

元極学が日之本元極へと深化し続けているのです。

伝統

東京講座から帰ってきました。
会場の近くを歩いていましたら、今では珍しい物を見つけました。

学習院大学と目白通りを挟んで位置する目白小学校の校庭です。
何と、二宮金次郎の像があるではありませんか。

昔はどこの小学校にもあった金治郎像ですが、今ではとんと見ることができません。
ゆとり教育の時にでも、ほとんど壊されたのでしょうか?